セールスコピーのテクニック「恐怖という要素」

 

今回はまず、恐ろしい「事実」について少しお話しようと思います。

(ちゃんとコピーライティングの話に通じますので、読み飛ばさないでくださいね!笑)

 

これは、マンションや集合住宅で暮らしている人たちに直結している話です。

マンションでのトラブルの多くに「水の出が悪い」という事がよくあります。

なぜだかお分かりでしょうか?

 

私は以前、水道関係の仕事をしていたのでその理由を知っているのですが

マンションの屋上には高架水槽というものが設置してあります。

そう、屋上付近に四角く突出した「あれ」です。

 

 

そこにタンクみたいなものが設置されていて、

水道局が水を汲み上げ貯えてくれます。

 

実は意外にもその高架水槽にはモーター等の設備はなく、

引力の法則で、居住者のもとへと水を落としていきます。

 

マンションや、集合住宅で「水の出が悪い」という原因は、

その引力で落ちてくる水が棟内の水道管に詰まってしまい

結果、水の出が悪くなるのです。

 

では、その水道管にいったい何が詰まっていると思います?

 

その水道管にビッシリ詰まっているのは、なんとゴキブリなんです。

「嘘だろう!」と叫びたくなるような話ですがこれは本当の話です。

 

今から10年以上も前の事ですが、あるマンションの管理人から、

「水が詰まってしまったみたいで・・・」という連絡が入り配管を窺ってみたところ、

築、半年だというのに、家庭用のバケツ1/3くらいのゴキブリが詰まっていました。

 

「嘘だろ?」とお思いでしたら、一度、マンションの屋上に登って

水槽の扉を開けて、懐中電灯で水面を照らしてみてください。

(実際は管理組合の管理下にあり施錠されているため覗いてみる事はできないのでしょうが)

事実、高架水槽にはたくさんの虫たちが浮いてるのです。

 

なぜそんなにも簡単に、多くの虫たちが入ってしまうのかというと、

高架水槽というのは塩素入りの水が溜まっていて、

密封してしまうと塩素が気化してしまい、破裂してしまう危険性があるため

隙間をいっぱい作っているんです。

 

そして、その隙間がとてもお粗末で、

ただ金網みたいなもので覆っているだけなんです。

なのでゴキブリだろうがハエだろうが、いくらでも入ってしまいます。

 

特にゴキブリはやっかいな虫で、暑い時は涼しい所に行きたがり、

寒い時には暖かい所へ行きたがります。しかもゴキブリは泳ぐことができないため

水槽の中で溺れ、浮いてしまうのです。

 

マンションは居住世帯も多いので、戸別に水を供給するためには、

真っ直ぐな配管ばかりではなく、分岐させるための「曲がったパイプ」が必要になります。

その曲がったパイプのコーナー部分にゴキブリが詰まってしまうのです。

 

それはもう半ナマの状態のものから

砕け散ったものまで、とにかくそれはおぞましい光景です。

 

しかし、高架水槽のなかに混入されているはずのハエや蚊は

バケツの中には見当たりません。

では、なぜ、ゴキブリばかりがパイプにつまってしまうのでしょうか?

理由は簡単です。

 

実は、ハエや蚊はそのコーナーに勢いよく当たって

粉々にシェイクされてしまうのです。その粉々の見えなくなった状態の水を

マンションの人々は飲んでしまっているというわけです。

 

実は私もマンションに住む者のひとりですが

入居と同時に浄水器を取り付けたことは言うまでもありません。

 

 

(注:上記の文章は例示として記したものでそれらの事実はありません)

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勘のいいあなたならもうお気づきかもしれませんが

この文章で私が使ったのは、「恐怖」という要素を使って売り込む方法です。

 

人を最も行動に駆り立てる感情、それが「恐怖」なんです。

ただし、悪用はしないでくださいね!「読者のためになればこそ!」が基本です。

 

この「恐怖」の力がどのくらいすごいのか

コピーライティングの教科書ともいえる「現代広告の心理技術101」

詳しく解説されています。

 

「現代広告の心理技術101」

 

 

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